聴いたCD:軽快なゴルトベルク

pecorin9112004-06-10

  • アンドラーシュ・シフJ.S.バッハゴルトベルク変奏曲
    • 繰り返しには即興を加えています。帯には「グールドに匹敵」とありますが、グールド党としては「?」としておきます。こちらは明るく軽快で、ぼくの大好きな第30変奏も、楽しい感じです。聴きやすく、優等生的な印象とでもいえばいいのかな? そのへんがちょっと喰い足らないわけです。というのは実は酷な話で、人がグールドを聴く時、演奏だけではなく、否応なく、伝説や物語を聴いているんですね。シフにはそういう伝説の持ち合わせがない分、不利です。亡くなっちゃった人には勝てません。