CCCD撤退についての感想

 OTO-NETA*1経由で、LETTER FROM MOVE*2を読む。CCCD推進側だったavex所属MOVEの木村貴志氏の率直なコメント。立場を明確にした上での反省と謝罪には感銘を受けました。
 2chとかでは依田氏を諸悪の根元と見る人が多く、確かにその通りなんだけど、裏では色々あったような気がします。依田氏は「売り上げが落ちてもCCCDを推進」という立場だったそうですが、利益を追求すべき経営者としては単純に変でしょう? もちろん「短期的な損失が将来的に何倍もの利益となって戻ってくる」という判断もあったと思いますが、どう考えてもリスキーです。依田氏に先見性がなかったのかもしれませんが、果たしてそれだけなんでしょうか? これはもうぼくの推測ということになるのですが、導入する前にCCCDの技術的な欠陥(特に再生を保証できない)情報を依田氏が把握できなかった可能性があるのではないか? ということです。依田氏がハメられて、avexCCCDの実験台にされたという側面もあるのではないか? 依田氏の退陣について、ぼくも最初は「現場の逆襲」なのか? とも考えてたんですが、そういう「解りやすい物語」だけで済む問題ではなさそうです。