pecorin9112004-10-26

セレブレーション?ケルト音楽の饗宴

セレブレーション?ケルト音楽の饗宴

  • アイリッシュ・トラディショナル。ケルト音楽を聴くたびに「古楽とどこが違うの?」と思う。ケルト音楽は今まで続いている音楽で、古楽は昔のカタチがある程度そのまま残されているという風に違うっちゃ違うんだけど、ぼくとしては全部ひとつながり。

デ・フォッサ / ギター・ソロ・ワークス

デ・フォッサ / ギター・ソロ・ワークス

  • 帯には「ド・フォッサ」とあります。ドかデかどっちなんだ? ライナーにある略歴を読むと複雑というか波瀾万丈。1775年フランス領のカタロニアに生まれ、ナポレオンに従ってスペインで戦い、何故かスペインの国防大臣に気に入られてメキシコに渡り、アカプルコの歩兵部隊に入隊し、州長官の奥さんと不倫して、スペインに呼び戻され、今度はフランス軍と戦って捕虜になるが、ジョゼフ・ボナパルトに気に入られて、ジョゼフ失脚後はフランスに逃れ、今度はアングレーム公に従ってスペインと戦い、色々あって最後はパリで天寿をまっとうする。要はフランスもスペインも無関係に上の人に気に入られたら一緒に戦うという軍人人生。その間に趣味と生活費の足しに作曲してたという、優雅なんだかなんだかわからない人です。ほとんど歴史に埋もれていたのを山下和仁が掘り起こして演奏したというわけだ。うーむ、こういう故事来歴がわかるとなんだかすごくありがたいなー。

SPIRITUAL VIBES

SPIRITUAL VIBES

  • 竹村延和つながりで。かなりというかほとんどジャズ。歌物は好みが分かれると思いますが、ぼくは歌なしの方が好き。てゆーか、気楽に流しておける。

ヘイ・ジュード◎イエスタデイ

ヘイ・ジュード◎イエスタデイ

  • 山下和仁編曲のトリビュート二枚組。こないだ村治佳織の「トランスフォーメーション」で武満徹編曲版のビートルズ・ナンバーを聴きましたが、こちらの方がしっくり来る感じ。ギター一本でビートルズを再現しながら、再現を超えて新鮮で、煌びやかで、スパニッシュな味も。なんと全36曲。ビートルズ・ナンバーはポピュラーなだけに陳腐化も進んでおり、普通じゃ「またかよ」で終わってしまうんですが、これは感動的。