新茶を楽しむ

pecorin9112005-04-27

 銀行、郵便局を廻って六義園へ。
 すると今日は珍しく心泉亭が公開されていて、新茶を楽しむ会みたいなことをやっているではありませんか。
 しかも、無料。
 これは参加しないとなー。
 時間まで園内を徘徊し、躑躅も八分咲きですなー、藤もちらほらキテますなーとチェック。
 10時ぴったりに入ったので一番目の組です。
 日本茶のインストラクターが、
「知覧の新茶『ゆたかみどり』深蒸しです」
 と解説しながら淹れてくれるわけですね。
 鹿児島は静岡よりは早く季節が巡ってくるので、八十八夜(5月2日)前、4月上旬から初摘みとなるので、新茶が出るのも早いそうです。
 使用する茶碗は小振りの白または染め付けで、これは色を楽しむためでもあります。
 一人分、2〜3g、一煎目は約70度(沸騰したてで100度、ポットに移して90度、茶碗または湯冷ましに入れて70度)で、45秒から1分間蒸らし、人数分の茶碗に万遍なく廻し注ぎます。
 いや、これが美味い。
 同席の人々の間から、
「ねっとりとしてるねー」
 と声が上がるほど濃厚にして薫り高く、苦み、渋みの奥に甘みがあります。
 なんか身体がシャンとします。
 二煎目はポットから90度のお湯を注ぎ、高温で一気に出します。
 これも美味い!
 清涼な味わいでした。