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カタリ・カタリ~日本語歌唱による世界の名曲

カタリ・カタリ~日本語歌唱による世界の名曲

  • 外国の曲を日本語詞で歌うというのはロックの場合は王様。でもクラシックの方は昔からあったんだよなあ。てゆーか、このCDには古き良き日本語詞の曲が多数収録されています。なんせ浅草オペラの時代に女学生が口ずさんでいたという「恋はやさし野辺の花よ」から入ってんだもん。「ローレライ」とか「ステンカ・ラージン」とか思わずシミジミしちゃいましたね。ふと思い出したのが野ばら社という出版社の存在。

野ばら社

 知ってますか、野ばら社。昔から「愛唱歌集」とか、学校新聞で使える「図案集」とか出してる会社です。ぼくも昔、青いビニール装の文庫サイズの愛唱歌集を持っていました。これがなかなか凄い。浅草オペラ、ロシア民謡、軍歌、流行歌、もうなんでもありなんですね。しかもなんともレトロ、それも狙ったレトロではなく、自然体のレトロ。そこがなんともカワイイ。今はどうなんだろうか? と思ってはまぞうで見たら、やはり図案集と愛唱歌集が一杯。たとえば「あいうえおで引けるイラスト略画辞典―英語つき」なんてのを出してたりするわけです。「英語つき」というのがカワイイです。公式サイト(http://www.nobarasha.co.jp/)の解説によりますと

 あいうえおで引けるイラスト略画の百科辞典。それぞれの絵に日本語と英語(ふりがな付き)で名称がついているので、絵を描きながら英語も覚えられます。

 いいなあ、このノンキさ。ガツガツ勉強するんじゃなくって、略画の練習をするうちに自然と英語が身に付くという発想がすばらしい。あと「かわいい挿し絵アンソロジー」というのも気になります。
 大阪にいた学生時代から心に引っ掛かっていたこの出版社の看板を何年か前、散歩中に見つけました。ご近所だったんですね。