INTERNATIONAL STARS OF BALLET

 ウィーン国立、ハンガリー国立、キーロフ、ボリショイ、ABT、新国立劇場などの有名バレエ団の若き(ここがポイント)プリンシパルが一堂に会するニューイヤー・ガラなんですね。今日と明日の二日間公演です。応募してよかったぁ♪
 で、色々と時間を潰して夕方、妻とオーチャードホールへ。実は招待券引き換え窓口の列が100人近くになってたので、意外とアレかもと思ってたら、やはり空席がかなり目立ちました。むむう、プリンシパルを集めたとはいえ、ぼくら素人でも知ってるような大スターがいないってのが痛かったのか?
 中村祥子&ジュゼッペ・ピコーネ(ウィーン国立)の「ライモンダ」から華やかで、いかにもニューイヤー・ガラという感じ。続くツィガンコワ&ソリモシ(ハンガリー国立)の「ムソルグスキー:ワルツ」、キーロフのシェシナ&メリクエフによる「ドン・キホーテ」、五月に来日公演を控えたボリショイのルンキナ&スクヴォルツォフの「スパルタカス」と楽しく観ることができましたよ。ところが、前半の最後、ヘレラ&ムーニエ(ワイルズの代演・ABT)+ザホリアン(サンフランシスコ)+ニール(NYCB)のパ・ド・カトル「フー・ケアーズ?」が、素人目にもメリハリのない展開で、途中からメチャ眠くなりました。音楽がガーシュインで振り付けがバランシン。良くないはずはないのに眠い。自分がバレエに向いてないのか? と思うくらい眠い。終わったら妻が「眠かったよぉ、メリハリないんだもん」と云ってたんで、最低二名眠かった人がいることになります。…と思ったら、第二部が始まった直後、後ろの方の席でどっかのオバサマが「ああ、さっきは眠くてたまんなかった」と大声でのたもーておられるのが聞こえたので、思わず吹き出してしまいましたよ。少なくとも三名ですね。
 第二部はツィガンコワ&ソリモシ「黒鳥」がなかなか良くって、ヤレヤレ一安心。次の宮内真理子&ジョニー・W・チャン(新国立劇場)の「火の鳥」も上々。小柄でボーイッシュな宮内の火の鳥がなんとも愛らしい。(書きかけ)