バレエの続き
(続き)
「火の鳥」に続いては、キーロフのコンビによるコンテンポラリー「ゲット・ホワット・ユー・ゲイブ」。「ドン・キホーテ」も良かったですが、これも良かったですよ。メリクエフは03年のウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート(アーノンクールが振った時ですね)で「戴冠式の歌」を踊った人なので記憶している人も多いかも。
「ロミオとジュリエット」はカナダ・ロイヤル・ウイニペグのバートウィスルとヴァルガス。演劇でいうとバルコニーの場面か? しっとりと悲恋のカップルの姿を描いております。
ボリショイ・コンビのパ・ド・ドゥ「ファラオの娘」は5月公演が予定されており、前宣伝を兼ねているせいか気合いが違うぞという感じ。ここで失敗したら本公演に響きます(てのは大袈裟か?)。
次のピコーネのソロ「ダイイング・フォー・ピース」(サン=サーンス)って何だろと思ってたら…「瀕死の白鳥」。サン=サーンスというあたりで気付けよ>オレ。ピコーネがパンツいっちょうで照明に浮かび上がった瞬間、客席には軽いざわめきが…。驚くよなあフツー。その驚きをも吹き飛ばす踊りに脱帽です。
フィナーレはチャイコフスキーの交響曲6番に乗って全員が踊る、それぞれのワザを披露するというガラならではの華やかさ。
第一部のラストでダレなきゃ最高だったのに…。
バレエもオペラももっと観たいんだけど、いかんせんチケットの価格が半端じゃない。コンサートなら最安席でも楽しめるんですが、バレエ、オペラ、演劇はある程度舞台に近い席でないと哀しい。
■補足