Luminessence

Luminessence

 キース・ジャレットのアルバム。ヤン・ガルバレクが参加。クラシックの盤面でフリージャズが暴れてるという印象。


宝石の歌?アンナ・ネトレプコ/ ヤング・オペラ・ヒロイン

宝石の歌?アンナ・ネトレプコ/ ヤング・オペラ・ヒロイン

 ゲルギエフが大抜擢したネトレプコのデビューCD。指揮も、これまたゲルギエフの弟子だったノセダ(07年の来日が待ち遠しい)。ネトレプコは学生時代、劇場の床磨きをやってたという逸話が有名ですね。床をゴシゴシ磨きながらオペラのリハを聴いて勉強したという…。偏見ですがゲルギエフがからむと体育会系というかスポ根ものみたいなイメージが…。ノセダも汗っかきだし…。ネトレプコも相当に鼻っ柱の強い人で「存在感がないと、好きになれません。例えばツェルリーナは嫌い。一番やりたくない役です。中身がからっぽなんですもの。かわいいだけの農婦になど、私はなれません。私には似合わないんです」なんてことをさらりとおっしゃるそうですぜ。ゲオルギューの「ミュージカルやオペレッタのナンバーはお菓子みたいなもの」という発言を聴いた時もそうでしたが、プリマドンナはこうでなければと思います。あ、肝心の歌の方ですが、モーツァルトベルリオーズ、マスネ、ドニゼッティ、グノー、ドヴォルザークプッチーニと幅広く「これも得意♪」みたいなサンプラー状態で飽きさせません。よくある「最初のCD」=「名アリア集」にしないあたりが自信の表れなのでしょう。